土地はそのままの状態では、ただスペースとして存在するのみです。
例えば、このスペースに野菜を作る場合は農地となり、建物を建てる場合は、そこが「宅地」となります。
ですが、野菜を作る場合でも土地を耕したり、肥料を与えたりしなければならないのと同様に、建物を建てる場合でも建築が可能であるという諸条件をすべてそろえなければなりません。
ご存知のように建物は、その基礎によって支えられているわけですが、その基礎を支えているのが地盤なのです。つまり、将来そこに建てられるであろう建物を支えるに足る地盤となってはじめ
「宅地」と呼べるようになるのです。
そこでまず必要なのは、どういった地盤であるかをあらかじめ知ることであり、そのために行うのが「地盤調査」です。
この調査によって得られた結果(地盤の硬軟)を分かりやすい数値に置き換え、また、大昔の地形・周辺状況・造成状況等を含め地盤情報として集めます。
これらの地盤情報をもとにデータ解析を行い、その地盤に合った基礎仕様を考え、そして、あくまでも経済性を考慮した上で安全を得るための最良の方法を検討し、ご提案させていただくのが、私たちの調査なのです。
これから住まいを建てられる皆さんへ…。
「地盤調査」は、大切な住まいの価値を損ねないよう、地盤を知ることによって個人資産を擁護すること。これを目的としています。
「地盤調査」は、不同沈下を未然に防ぎ、安心して住める家・生涯つきあっていける家の実現へのはじめの一歩なのです。
皆さんご存知でしょうか、自分の敷地の地盤の強さを…
大空であれば、邁か彼方の星までも確認できますが、地中50cm下のことは誰も知らないというのが現実です。
欠陥住宅の75%が地盤に起因とするといわれています。建物を台無しにすることのないょう、地盤のこともぜひ、気にしてみてください。
建物に品質や性能があるのと同じように、地盤にも品質・性能の違いがあるのです。
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